ソフトバンク藤本博史監督(58)が、リーグ優勝&日本一の奪回へ「鬼キャンプ」を予告した。2日、チームは秋季キャンプ地の宮崎入り。宿舎での全体ミーティングでは「自分に厳しく」と選手たちにメッセージを送った。今季はオリックスと勝率で並びながら、カード勝敗の差でリーグ優勝を逃したが「オリックスとの差はそんなにない」とキッパリ。悔しさを胸に、鍛錬の秋にする。

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秋季キャンプの地、宮崎に降り立った藤本監督は、歓迎セレモニーでブーゲンビリアの花束と首飾りを送られ「今年、あと1歩で優勝というところまで来ていたのですが、残念ながら最後の最後に、悔しい思いをしました。ただ、若い選手は成長著しくシーズンを頑張ってくれたと思います。この悔しさをバネにリーグ優勝、日本一を目指して、この秋季キャンプは厳しくなると思います」と力強く宣言した。

今季はオリックスと勝率で並びながら、カード勝敗の差でリーグ優勝を逃した。藤本監督は「今年1年やって、日本一になったオリックスとの差というのは、ぼくの中ではそんなにない。投手で言うと四球の多さ。野手は1発で仕留めるところの質と、2ストライク後の打撃。そういうところの差が縮まったら逆転できる」と明確に、打倒オリックスへの課題を掲げた。

選手たちには「厳しさ」を求めた。宿舎での全体ミーティングでは「自分に厳しく。しっかりと、自分が変わるんだ、くらいの気持ちでやってもらう」などとメッセージを送り、選手個々が自身を追い込むことを求めた。

今季は新型コロナウイルスの影響もあり、多くの若手が1軍を経験した。若手中心の参加メンバーに藤本監督は「全員が強化選手。レギュラー白紙と言った中で、取れるポジションは取るという気持ちでやってもらいたい」と言った。

今キャンプでは全体練習、指名練習の後にコーチ陣が指導しない、完全な「個別練習」の時間も設ける見込み。「自分自身を変えていかないと。同じような練習では今年と同じになってしまう。自分の甘えを捨てること」。自分に厳しく、自分を追い込む「鬼キャンプ」で、日本一チームとのわずかな差を逆転する。【山本大地】