阪神岡田彰布監督(64)が、高知・安芸市での秋季キャンプ第2クール3日目の7日、初めてブルペンで投手の後ろに座り、西純矢投手(21)の投球を熱心に見守った。一問一答は以下の通り。
-ブルペンでは初めて投手側から見た
「あんなな、端と端で(西純と及川が)投げて。見づらいのに」
-西純をずっと見ていた
「いや、そら、この中では一番いいやろ、なあ。ここに来てる中では。もう1人ぐらいほしいな、西(純)が。もう1人西(純)おったらな」
-今年の投球の印象は
「いやいや、何年目や? 3年? なあ、ちょうど順調にな。どっちか言うたら、その…、(ロッテ)佐々木朗か、一緒やろ? (ヤクルト)奥川とか。西(純)は体とか、ホンマ大きなって、体力とかスタミナもあるし。まあ、故障もそんな、な。ちゃんと理にかなった投げ方してるんやろうな。あれな。だから投げられるんや。落ちないやんか。100(球)行ってもな、おーん。ちゃんと無駄な力入らずに、理にかなって投げてるから、それで投げれるんやろな」
-本人はまさにそういったフォームにしようと取り組んでいる
「今クールまでは真っすぐしか投げさせてへんからな。でも真っすぐ投げるんが一番しんどいんやで、なあ。(囲みに元阪神投手でCS放送スカイAスタッフの福家氏を見つけて)福家がおるやん。福家なんか、すぐカーブとか変化球に逃げよった、しんどいからな(笑)。投手てだいたいそうやろ? (福家氏が『そうですね』)カーブとかやっぱり投げてても楽やもんな、真っすぐが一番しんどいんや、あれ投げるんは」
-100球行っても落ちてる印象はなかったか
「いやいや、そらだんだん逆に上がっていくやんか、ラストに向けてなあ」
-今年も完投があった。そういう能力を持っている
「だって結局クライマックスとか逆に言うたら西(純)頼りやったやろ。連投とかになってもな。一番重宝したんは西(純)ちゃう? そういうことやろな。西(純)いてなかったら、もっとはよ負けてるで。西(純)で踏ん張ったようなもんやからな」
-評価するのは馬力など
「そうやな。体つきとかな、あんなんやっぱりうらやましいよな。下半身もどっしりとしとるしな」
-来年先発のローテとして飛躍
「そらもう、今年何勝したん? 6勝? 開幕からおった? 」
-今季は途中からで夏場も抜けた
「ああそう。調子悪かったんや」
-1年間回ることができれば
「まあ当然な、2桁は勝ってほしいよな。勝てる力あると思うよ、2桁」
-先発として期待
「どっか痛いとかかゆいとか言えへんのがええよな(笑)それが一番やで。すぐ痛いとかな」
-最後安藤コーチになにか確認していたが
「いや投げる時にグラブたたくからな。ポンって。だから変化球でもたたくんかなって、それ聞いとったんよ。ゲームになったら、あんまり、そんなたたけへんみたいやけどな。まあちょっと、捕手の後ろにおったら、あんなには聞こえんかったけど(投手の後ろに行って)結構、パチンと。」
-変化球の時も
「変化球の方がちょっとたたくみたいなことをいうとったな。セットの時はたたけへんとか、なんかそんな言うてたけど。たたいたらセットだと遅なるもんな」
-その違いでクセになる
「だからな、ちょっと気になったんやけど。フォークやったらたたかれへんよな。真っすぐの握りやから(パチンと)。何か反動をつけてるような、なんかなあ。ボールをはじいとるからな、あの音は」
-投手としては打撃もいいが
「まあ、そんなお前、9番やん」
-今季は8番だった
「キャッチャーに失礼や」