早大は終盤に勝ち越しを許し、ブロック戦は1分け1敗となった。

1-2で迎えた2回2死満塁、2番の梅村大和内野手(2年=早実)が、初球132キロの外角直球をはじき返し、走者一掃の三塁打で勝ち越した。「外角の直球がくるかなと狙っていました」と明かした。

フレッシュトーナメントを見据えて、近い距離で投手の球を打つなど実戦形式の練習を重ねてきた。この日は5打数3安打5打点と存在感を発揮した。リーグ戦では、50メートル6秒の足を武器に代走での出場機会を得て、代打としても今秋初安打をマークした。「リーグ戦を経験して、フレッシュトーナメントでもアピールしたいと基準にして練習してきた。打撃でもアピールしたい」と話した。

5、6日の早慶戦もメンバー入り。代打で犠打を決めた。「観客の多さが違うし、応援の熱も違う。特別な試合なんだと感じた」。伝統の大舞台の経験を、来季につなげる。