ソフトバンク板東湧梧投手(26)が13日、米ドジャースなどで活躍した野茂英雄氏(54)から金言を授かった。宮崎秋季キャンプでブルペン入りし、現在、米大リーグのパドレスでアドバイザーを務める同氏から指導を受けた。

野茂氏は剛速球右腕として95年にドジャースに移籍し、トルネード旋風を巻き起こした日本人メジャーリーガーのパイオニアだ。板東も野茂氏ほどではないが、若干体をひねって投げるトルネード右腕。「トルネードと言えば野茂さんなので。初めて会ったのでイメージを聞いてみたいなと」。

主に投球リズムや上半身、下半身の使い方を学んだという。「下半身でリードできていない、と指摘されました。自分のリズムとタイミングがいまいちつかめてないので、そこは確かめてみながら」。日米通算201勝を挙げたレジェンドの言葉が、若き右腕には刺激になった。

今秋キャンプでは、パドレスから傘下マイナー所属の投手2人や投手コーチら、6人の視察団が「研修」に訪れている。そこで板東が受講する形の「野茂塾」が実現した。

○…藤井が秋季キャンプで初めてブルペンに入った。31球を投じ「1カ月ぶりにしては感触が良かった」と振り返った。20年オフの広島戦力外から四国IL・高知を経て、今季新加入した右腕は、中継ぎで自己最多の55試合に登板。終盤はセットアッパーとして活躍した。来季は先発転向を視野に入れている。今オフの自主トレではベテラン和田に弟子入りを志願。「長い間、先発で活躍されている。そういうところを見て、聞いて学んでいきたい」と貪欲に吸収する。

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