西武ドラフト1位の早大・蛭間拓哉外野手(22)が13日、西東京市内の同大野球部寮で指名あいさつを受けた。

東京6大学で13本塁打。即戦力外野手と期待される左打者はプロ1年目の目標を謙虚に語った。「大卒の1位で取ってもらったのですけど、まだ、それに見合った実力がない。これから力をどれだけつけて、勝負できるかが大切になる。開幕1軍、新人王などいろんな目標があると思うが、自分は言える選手じゃない」。周囲の期待は大きい中、今の自分を見つめた。

長期的には大きな目標を掲げる。憧れの選手は栗山だ。「ライオンズで2000本安打を達成していますし、プレースタイルがかっこいいと思う。将来的には栗山さんのようになれるように、そして超えられるように頑張っていきたい」。タイプも栗山と似ている。ホームランバッターではないと自己分析し、「いずれは首位打者を取れるようなバッターになりたい」と力を込めた。

強力な仲間もいる。18年ドラフト2位の渡辺は浦和学院の同期だ。よく連絡を取り合い、寮生活で必要なものなども相談済み。一緒に実現したいこともある。「高校の時から仲がよかった。同じチームになれてうれしい。2人でヒーローインタビューを受けたい」とイメージした。

蛭間と同じく群馬・桐生市出身の渡辺GMは「同じ水と米で育った。プロの厳しさもあるが、順調に育って欲しい。侍に選ばれる外野手に育って欲しい」と期待を込めた。

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