広島は19日、日南秋季キャンプ第3クール2日目を終えた。前日に続く降雨で練習メニューが大幅に変わる中、新井貴浩監督(45)は変わらず選手たちに積極的に声をかけた。投球練習中に打席に立ったケムナの投球に「どの球種もカウント球にも決め球にも使える」と称賛。また今季まで選手の負傷箇所を「コンディション不良」と発表していた方針を変え「必要最低限なことはアナウンスしていこうと思う」と明かした。20日に予定する紅白戦は、来春キャンプ行きを見極めるひとつの判断材料となるという。新井監督の一問一答は以下の通り。

 

- ケムナ投手の投球時、打席に立った

「後ろで見ていたんだけどね。いい球を投げているなと。ちょっと打席に入って見て見たいなと思って」

-内角へビシッと

「いいボールですね。ひとつひとつのボールっていうのは力がある。どの球種もカウント球にも決め球にも使える。カーブもそう。いい球を投げているなと」

-ケムナ投手は制球面に課題を残す

「いい球を持っているので、昨日の話じゃないけど、理想を持って高みを目指して努力していくのは大切だけど、そこに至るまでに、自分の強みは何なのかを分かって。(ケムナの強みは)力のある球なので、まずはゾーンの中で勝負していってもらいたい気持ちがある」

-キャンプ中、林選手が腰痛で離脱と発表された。今季は選手の負傷箇所や病状は明かされなかった

「必要最低限なことはアナウンスしていこうと思う。やっぱり全部が全部(公表しない)というのは、ファンの方も心配すると思う。“え? なんでこんなに(離脱が)長いの?”とかね。ネガティブなことだからあまり発信したくはないんだけど、それを踏まえた上でも最低限は(発信していく)。ファンの人も心配していると思うし、アナウンスしていく必要はあると思っているので、ちゃんとします。アナウンスすることによって、選手を守ることにもつながると思う。シャットアウトはしない」

- 球場に来ていたファンに「明日の紅白戦、見に来てください」と声をかけていた

「今日、土曜日でしょ。広島から来られている人もいるでしょう。(練習)メニューが分からずに、明日朝球場に来て、帰ろうかとかね。紅白戦をやっていたの? となる人がいるかもしれない。雨だったらできないかもしれないけどね」

- 当初は今キャンプで4試合を予定。今日の予報から明日イニングを伸ばして実施する方向に変わったが。明日も雨の場合は

「明後日やります。練習時間を早めて、イニングは考えないといけないかもしれないけど、明日できなければ、最終日にやります」

- 合流初日にできればみんなを1軍に、と言っていたが、来春キャンプはメンバーを絞ってスタートしないといけない。紅白戦は判断材料となるか

「目安になってくるね。1つの目安になってくる。それだけじゃないけどね」

-結果だけじゃなく、内容も

「そう。結果だけで100%判断しない」

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