DeNA平田真吾投手(33)が25日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円増の3300万円(金額は推定)でサインした。

今季は自身最多の47試合に登板し、4勝3敗10ホールドと勝ち負けを決する場面での投球も多かった。「僕があそこで打たれなければという場面も結構あったので、そこを少しでも減らして勝ち試合につなげていきたい」。150キロを超える直球が持ち味であるが、「外の真っすぐ、外のスライダー、内のツーシーム、3つメインでやっていきたい」と3種の強みを生かした投球術で打者を翻弄(ほんろう)するイメージを描く。

今季を振り返り「交流戦くらいの時をピークに小指がしびれて力が入りにくかった。神経が圧迫されてそういう症状が出た」と明かした。「握力とかが落ちるので早めに対策した」と決断し、先月20日に右肘尺骨神経前方移行術を受けて現在はリハビリ中。すでに今月20日からキャッチボールを開始しており「遅くても1月中にはブルペンに入るので、来年にはまったく問題ないです」と順調な回復を強調した。

今季は2位でリーグ優勝を逃しただけに「1軍で安定して結果を残せるようにしていきたい。リーグ優勝はもちろんしたい」と勝利の方程式の一翼を担う。【鎌田直秀】

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