ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、大谷流を吸収し、来季のプロ野球記録60本塁打超えに挑む。

26日、フジテレビ「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2022 おかげ様で40周年! 珍プレーよ永遠に…SP」(12月11日午後7時放送予定)の収録に参加。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で共演が期待されるエンゼルス大谷に学び、さらなるレベルアップを図る。西武山川、ソフトバンク千賀、日本ハム新庄監督らも出演した。

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村上にとってはWBCが貴重な「SHO-TIME」となる。大谷が参戦の意向を示したことに「一緒に戦いたいという思いと、一緒にプレー出来ることはなかなかないので、頑張って世界一をとりたい」と心待ちにした。同じホームランバッターとして間近で行動することは貴重な機会。「感じる部分がたくさんあると思うので、幸せを感じながら頑張りたい。試合中の打席の立ち方、練習から、すべてにおいて見てみたい」。野球から日常生活まで、一挙手一投足に目を光らせて吸収する意欲を全面に出した。

収録にゲスト出演したリオ五輪競泳400メートル個人メドレー金メダリスト萩野公介氏から、同氏と同学年の大谷、カブス鈴木と食事した際のエピソードを伝えられた。「『日本であれだけホームラン打てるなんてすごくない』と2人が話していました」。WBCで主軸が期待されるメジャーリーガーの絶賛には「うれしいです」と笑みがもれた。MC徳光和夫からも「王さんと飲んだ時に『(通算)868本も破ってもらいたい』と言っていましたよ」と背中を押された。

“世界”に認められた自信を来季につなげる。「60発は超えたい。プロ野球新記録も超えたい」。今季の日本選手新記録の56本だけでなく、あらためてヤクルト・バレンティンのプロ野球記録60本超えを目標設定した。21年のア・リーグMVP男に寄り添って、学びながらのWBC世界一。それこそが、今季MVP男のさらなる飛躍となる。【鎌田直秀】

○…西武山川穂高内野手が村上に宣戦布告した。今季41発でパ・リーグ本塁打王に輝いたが「今年も途中までは僕の方がリードしていたんです。リーグは違いますけど村上選手とホームラン王争いをして2人とも60発以上いけるように」と意識を強めた。オリックス入団会見を行った同期の森に対しても「ライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)し、球界を盛り上げることに変わりはない」。来季開幕戦で対戦するが「キャッチャーとバッターとして意識するかもしれないが、勝負には勝ちたい」と楽しみにした。

○…日本ハム清宮幸太郎内野手が高校時代から交流がある村上をライバル視した。「村ゴッドと呼んでいます」と仲の良さを披露した一方、「同学年の村上に負けじと日本球界を盛り上げたい。新球場1年目を優勝で飾れたらいい」とセ3冠王に迫る来季の活躍を誓った。新庄監督からは「試合中によく胃を壊す。トイレに行っちゃって…。内臓を鍛えてもらわないといけないですね」と今季のダイエットに続く指令を出された。

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