阪神は1日、藤浪晋太郎投手(28)のポスティングシステムによる移籍交渉の手続きを大リーグ(MLB)に申請し、受理されたと発表した。

藤浪は球団を通じ「ここからようやく本格的にメジャー挑戦に向けた動きが始まるという期待感と、一抹の不安があるというのが今の正直な思いです。ポスティング申請に至るまでさまざまな面で携わっていただいた方々に感謝の思いを持って、しっかりと良い話ができるようにしていきたいと思います」とコメントした。

ポスティングシステムの申請を終えたことが、前日11月30日に判明。この日、球団は正式に、申請が受理されたことを発表し、藤浪のメジャー挑戦が本格的に動きだした。

米30球団に申請が通知された翌日から45日間にわたって交渉が可能。米時間の12月1日から譲渡金支払いの意思がある大リーグ全球団と交渉できる。ファン感謝デーに参加した11月26日には「期限が申請してから45日間しかない。出すタイミングを考えないといけない」と思案していたが、満を持して挑戦の扉を開く。

代理人は敏腕ボラス氏に選定済み。同氏は11月中旬、藤浪のメジャー契約について「米国でも球威があってスプリットがある投手はわずかしかいない。多くの球団が必要とするだろう」と語っていた。すでにパドレスGMが藤浪について言及するなど、複数球団が獲得調査を続けているとみられる。

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