大トリで倍増!! 阪神青柳晃洋投手(28)が8日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、倍増の2億4000万円でサインした。球団の生え抜き投手に限れば、井川慶を抜き、藤川球児(4億)に次ぐ歴代2位の年俸となった。青柳は会見場で「いろいろ活躍できたので、最大限の評価をしていただきました」と胸を張った。

プロ7年目の今季は開幕投手に指名されながらも開幕直前に新型コロナウイルスに感染した影響で出遅れた。しかし4月中旬に1軍に復帰後、着実に勝ち星を積み重ねて8月初旬までに12勝。その後は7試合連続勝ち星なしと苦しんだが、今季ラスト登板で勝利投手となり、24試合で13勝4敗、防御率2・05。目標の15勝には届かなかったものの、圧巻の成績を残した。

2年連続の最多勝&最高勝率に加え、初の最優秀防御率と「投手3冠」のタイトルを獲得。さらにベストナインにも選出されるなど、キャリアハイのシーズンとなった。

今季については「開幕投手に内定のところからコロナで出場できなかった悔しいスタートだったんですけど、それを取り返すために必死で頑張った前半戦がすごくいい結果だったので。最後ちょっとつまずきましたけど、終わってみて、タイトル、ベストナインも入れて4つ取ることができたので、僕個人ではいい成績を残すことができたので良かったと思うんですけど、チームとしては優勝できなかったというのは悔しいシーズンだったなと思いますね」と振り返った。

来季は背番号50から17に変更して臨み、新たなユニホーム姿も早速お披露目した。来季に向け、「今年15勝って言い続けて13で止まってしまったので、15勝を超えられるようにしたい」。名実ともにチームの顔となった右腕が、23年シーズンでさらなる飛躍を目指す。(金額は推定)

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