オリックスの「ラオウ」こと杉本裕太郎外野手(31)が8日、大阪市内で契約交渉を行い、200万円増の年俸7200万円でサインした。

昨年は32本塁打で初タイトルとなる本塁打王に輝き、ブレークした。今季は開幕から打撃不振に苦しんだ。5月以降は復調した姿を見せたが、105試合で打率2割3分5厘、15本塁打、51打点と成績を落とした。日本シリーズでは、MVPにも選ばれるなどポストシーズンでは存在感を発揮した。「いい時と悪い時の差が激しいシーズンだったが、ポストシーズンはよく打ってくれた、とほめてもらった。いろいろありましたが、最後はいい形で終われた。来年も日本一になれるように頑張ります」。

青学大の後輩でもある吉田正が米大リーグのレッドソックスと契約合意。「ずっと一緒にやってきたので、自分のことのようにうれしい。優勝して、ボストンに旅行に行きたい」と笑みを浮かべた。レッドソックスの本拠地は左翼が狭く、「グリーンモンスター」と呼ばれる高いフェンスが設置されている。「幸い、レフトが狭い球場なので守備は少し助かると思うので、その分、打撃に集中して彼なら活躍できると思う。頑張ってほしい」とエールを送った。(金額は推定)

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