DeNA牧秀悟内野手(24)が10日、都内で行われたアドバイザリー契約を結ぶ三共スポーツ(本社・東京都台東区)の野球ブランド「シュアプレイ」のトークイベントに出席し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンに選出された際には、参加表明しているカブス鈴木誠也外野手に弟子入りしたい意向を示した。

中大時代から憧れの存在だった。「同じ右(打者)で、ホームランというより、勝負強く、打率もしっかり残せますし、ひと振りでチームの雰囲気をガラッと変えるバッターだったので憧れでした」。すでに昨オフに連絡先を交換しており、今季中も打撃の相談を何度かしたこともある。「もし選ばれたら、バッティングのことをめちゃくちゃ聞きたいですし、どういう練習するのか、オフの過ごし方、切り替えの仕方とかも」。先月の日本代表強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」では全4戦すべてに先発出場して活躍し、収穫も多かっただけに「もちろん(本番で)選ばれたいですし、世界一を目指したい。サッカー(W杯)がすごく盛り上がっていたので、それに負けないようにめちゃくちゃ盛り上げたい」と意気込んだ。

「シュアプレイ」の“伝道師”としても「これを機に使ってくれる人が日本だけじゃなく、海外でも増えれば自分にとってもうれしい」と、グリップエンドなどにこだわったバットなどで支えてくれているメーカーへの恩返しも誓った。

イベント前には同社の山口泰明社長から、ベストナイン受賞を祝福された。来季の優勝、日本一はもちろんだが、「やっぱり100打点。もっと勝負強いバッターに」と87打点でリーグ2位タイだった打点にこだわりを抱いた。オフに気分転換するゴルフも開始から1年が経ち「この前、106のベストが出たんです」と笑顔。「打点は100超え、ゴルフは100切り」と公私両方での個人目標を掲げた。【鎌田直秀】

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