ライオンズファミリーで胴上げだ! 西武松井稼頭央監督(47)が日刊スポーツの新春インタビューに応じた。日米通算2705安打をマークするなど球史に残る名遊撃手がいよいよ、監督として出陣する。
期待だけでなく、不安も隠さずに吐露しながらの第1歩。タンクトップの似合う男が個性豊かなメンバーたちをまとめ上げ、再び秋に舞う。
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訳あって、松井監督の新春インタビュー担当に決まったのは24時間前だった。当時はまだ、ロッテ担当記者の立場。パの対戦相手としては知っていても、西武の多くを見てきたわけではない。必死に調べた。
それでいて、次期西武担当記者としての新監督への第1問は「お正月はどう過ごされますか?」。野球以外の質問で無礼にならないか心配したが、けげんな表情はなかった。「小さい時はもうほんと、お年玉もらえることが楽しみで。でも、こんな暇なのはないなと思ってました。三が日、どこも開いてなかったじゃないですか、昔は」。どこか体温の伝わる思い出話。初対面なのに救われた。
1番打者として名をはせた。「僕は勢いづけたいタイプでしたね。初回はめちゃくちゃ集中しました」。攻めて成果を出すために「やっぱり準備ですよ。とにかく準備」と強調し、「あとは結果なんて誰にも分からないし」と添えていたのが印象的だ。未来は誰にも分からない-。先頭で切り開いてきた人の哲学に、ちょっと体が軽くなった。【23年西武担当=金子真仁】



