岡田阪神のリードオフマン、選手会長として18年ぶりのリーグ制覇を目指す近本光司外野手(28)のありのままの思考を、日刊スポーツでは「研鑽」と題して今季、コラムを随時掲載していくことになりました。第1回はコラム名でもある「研鑽」について。体操競技など新たな挑戦を続ける理由、読書から得るヒントに始まり、昨季最終戦での涙のワケ、目標の200安打、さらにはWBCへの思いまで語り尽くしました。
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「ウエマツ!」と近本の声が飛んだ。12月下旬、兵庫県内の某所で記者と2人でコラムの題字を考えている最中だ。関学大時代から近本の練習をサポートし、今も個人トレーナーとして支える植松弘樹氏(27)。近本に呼ばれ、一緒になって考えてくれた。
「僕らが試合後とかにミーティングして頭を使うのって、感覚を研ぎ澄ませるためにやってますよね」。植松氏の言葉を聞いた近本は「磨く、研磨する、ね…。練習も研磨するようなものやからな」と納得。そこから「研鑽」の題字が生まれた。時に周囲のサポートを受けながら、アウトプットを繰り返し自らの血肉としてきたプロでの4年間。その過程を少しばかり垣間見て、5年目もブレずに技術、メンタルを磨いていくのだろうと確信した。【阪神担当 中野椋】



