北海道を盛り上げて、メジャー市場への“上場”を果たす。日本ハム上沢直之投手(28)が4日、札幌証券取引所で開かれた大発会に出席。15勝以上を挙げてチームの日本一奪回に貢献する決意を、取引開始を告げる「札証の鐘」の打ち初めに込めた。大リーグ挑戦の夢を公言して臨む12年目。自身の“市場価値”も高め、メジャー行きに弾みを付ける。

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スピーチで大発会の壇上に上がった上沢は極度の緊張に襲われた。「久しぶりに自分の心臓の音が聞こえました」と2分半のスピーチを振り返った。「エスコンフィールド北海道が開業し、世界一のスタジアムで優勝に向かって進んでいきたい。スポーツの力で北海道の元気を生み、北海道経済がよりよい方向に向かっていけば」。語られた言葉には北海道をプレーで盛り上げていく決意がにじんだ。

今季の目標は背番号の15以上の白星を挙げること。個人として残す好成績をチームの優勝につなげたい。「優勝するためには僕が今までに残した成績よりいい成績を残さなきゃいけない。背番号以上の15勝はしっかりやりたい」と鼻息は荒い。

自身の目標を達成したその先に描くのは、来オフのメジャー挑戦だ。自己最多の15勝以上を挙げる最高の成績を残せば大きなアピール材料になる。メジャーという名の巨大市場に打って出るべく、今季の飛躍で自らの市場価値を高めたい考えだ。

札証の鐘を3回、打ち鳴らした。3回に込められた意味はホップ、ステップ、ジャンプ。上沢にとって今年はメジャーへのジャンプに挑む勝負の1年になる。キャンプインへ向け、3日から練習をスタート。年始に北海道神宮へ初詣に訪れ、運気も上げた。引いたおみくじは末吉。勝負の年のスタートしてはまずまずだが、おみくじの「争い事」に書かれていた内容に吉兆を感じている。

「末吉にしては前向きな言葉が書いてありました」。神秘なパワーも糧に“急上昇株”へ成り上がる。【石井翔太】

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