脱「ガリガリ」だ。広島森浦大輔投手(24)が5日、マツダスタジアム隣接の屋内練習場で自主トレを公開した。球場施設可能初日となるこの日、ランニングやキャッチボール、ウエートトレーニングで汗を流した。

今オフはシーズン終了時の70キロから74キロへの体重増を目標に取り組んでいる。肉や魚を中心にバランスのいい食事を1日4食とり続け、昨年12月末の71キロから年末年始休暇でさらに1キロの上積み。2月1日のキャンプインまで、自主トレと並行しながらあと2キロ増やすつもりだ。

「体を強くしたい。ガリガリだったら力が出ない。(球速増に)つながったらいいなと思っています」

昨季途中は60キロ台だった時期もあった。特に夏場以降は、体重の増減は蓄積疲労や投球にも影響するだけに「体重の波をなくして、調子の波をなくしていけたらいい」とまずは「痩せマッチョ」を目指す。

細身ながら、昨年まで新人から2年連続最多登板を記録するなど広島中継ぎ陣を支えてきた。

昨季終了後には強化試合を行った侍ジャパンにも選出されたが「(春季キャンプで)結果を残して開幕1軍に入れるように。中継ぎで与えられた場所で頑張りたい」と謙虚な姿勢を貫く。まずは昨季逃した開幕1軍を照準に、シーズンを完走できる体づくりに力を注ぐ。【前原淳】

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