ジャパニーズドリーム打線を組める! 3月のWBCに挑む侍ジャパン栗山英樹監督(61)が5日、レッドソックス吉田正尚外野手(29)の代表招集を明言した。「正尚の、日本のファンの皆さん、日の丸への思いを感じた。本当に迷惑をかけないのか確認させてもらった上で、出場してもらう。大変な挑戦になるけど、そういう決断を本人ともさせてもらった」と感謝をにじませた。メジャー移籍1年目の選手は、新しい環境への適応優先が一般的。シーズン開幕前のWBC出場は異例だが、吉田本人が契約成立後も出場を希望し、球団も容認に至った。
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◆夢の侍ジャパン打線 吉田が加わり、どのような打線になるのか。招集未定の選手も含むが、まずはメジャー経験者、国際大会経験者を優先に、思い切って重量級でそろえてみたい。
1番左翼 吉田正尚
2番DH 大谷翔平
3番中堅 鈴木誠也
4番三塁 村上宗隆
5番一塁 山川穂高
6番捕手 森友哉
7番二塁 牧秀悟
8番右翼 ヌートバー
9番遊撃 坂本勇人
1番には、レッドソックスがリードオフマンと期待する吉田を置いた。中堅と右翼は逆でもいいが、両翼とのコミュニケーションから鈴木を中堅とした。大谷が先発時は吉田をDHに入れ、左翼近藤、右翼鈴木か。柳田もいる。
スピードを、より加味した打線も考えられる。
1番中堅 塩見泰隆or近本光司
2番DH 大谷翔平
3番右翼 鈴木誠也
4番三塁 村上宗隆
5番左翼 吉田正尚
6番一塁 牧秀悟
7番二塁 山田哲人
8番捕手 甲斐拓也or中村悠平
9番遊撃 源田壮亮
内外野守れ、足がある周東が切り札に控える。いずれにせよ、吉田の参加により、攻撃のバリエーションが一気に増えるのは間違いない。
◆WBCで日本代表入りしたメジャー野手 王監督が率いた06年の第1回大会は、イチロー(マリナーズ)のみ。感情をむき出しにチームを引っ張り、初の世界一に導いた。原監督が率いた09年の第2回は城島(マリナーズ)岩村(レイズ)福留(カブス)、イチロー(マリナーズ)の4人が参戦。福留を除く3人が全9試合に出場し、決勝の韓国戦ではイチローの決勝適時打で連覇を決めた。13年の第3回は投手も含めてメジャー選手は0人で、17年の第4回は青木(アストロズ)1人のみ。23年の第5回は二刀流の大谷(エンゼルス)を含め、鈴木(カブス)、吉田が参戦し、日系人のラース・ヌートバー外野手(25=カージナルス)も最終候補に残るなど、夢の打線が復活しそうだ。