日本ハムの本拠地となる北海道北広島市の新球場「エスコンフィールド北海道」の“こけら落とし”として、日本ハムが3月2日に1、2軍合同の紅白戦を予定していることが5日、分かった。

新たな拠点に慣れるのが狙いで、全選手参加の可能性も。新庄剛志監督(50)にとっても、これが新球場での“初采配”。新球場ではこの日、竣工(しゅんこう)式が行われ、開業へのカウントダウンが始まった。

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最下位からリーグ制覇へ-。日本ハム新庄監督が描く大きな目標達成へ、まずは新拠点を“掌握”する。日本ハムが3月2日に新球場で、1、2軍合同の紅白戦を行う予定であることが分かった。チームは2月1日から沖縄で春季キャンプを行い、3月1日に新球場で1軍が初めて全体練習を行う計画。翌2日に“こけら落とし”として試合を行い、新たなフィールドに慣れるだけでなく、戦力の見極めや発掘も行う方針だ。

就任2年目でリーグ優勝を狙う新庄監督は今年、キャンプイン初日の2月1日に紅白戦を行うことを明言。主に、既存選手のオフの取り組みを評価する場となる。一方、3月2日には、ルーキーを含む全選手がそろって新球場入りの予定。ルーキーの育成には慎重な球団だが、ある幹部は「監督が、あの感じだから…」と苦笑いで、新庄監督の考え次第では、ドラフト1位矢沢宏太投手兼外野手(22)ら新人を含め、全選手が出場する可能性も否定はしなかった。

昨年まで利用していた札幌ドームは12球団の本拠地でも屈指の高いフェンスを誇り、フィールドはコンクリート上に敷いた人工芝だった。「世界でまだ見ぬボールパーク」が売り文句の新球場は、左右非対称、開閉式の切り妻屋根に天然芝のフィールドが特徴だ。この日、竣工式に参加した稲葉ゼネラルマネジャーは「改めて狭い。ライト(フェンス)も近く感じた。ホームランが出やすい球場なので、戦い方は変わっていくのかなと思う。ファウルゾーンも狭く、バッター有利になっていく」と、様変わりした本拠地に目を光らせた。

昨年、完成間近の新球場を訪れ「この場所で新時代を築き上げて行きます」と、決意表明した新庄監督。新たなステージで活躍できる選手は誰か、本番までにきっちりと見定める。【中島宙恵】

 

◆22年の新庄監督キャンプ

★キャンプイン前夜にサプライズ花火 新型コロナ終息の祈りと日々奮闘する医療従事者やキャンプ地の沖縄・名護へ感謝を込めて花火ショーを開催。

★キャンプ初日は“2軍スタート” 初日からBOSS組(2軍)の沖縄・国頭へ。約1000万円の3輪バイクで球場入りし、若手に熱血指導。主力中心の名護のBIG組(1軍)は監督不在でキャンプイン。

★思い立ったら即行動 巨人キャンプ名物「原タワー」に感銘を受けて高さ3・6メートル、横幅5メートルの「BIGBOSS STAGE」をキャンプイン後に発注。第3クール中にはグラウンドを見渡せる真っ赤な新名物が名護に誕生した。

★新庄殿の8人 さまざまな専門家による臨時コーチをキャンプに招いた。元阪神の藤川氏、スポーツ庁の室伏長官らが訪れた。

★実戦 昨年の初実戦は2月6日の紅白戦で1死満塁など状況を限定したケース打撃形式で実施。初の対外試合は同8日の阪神戦(宜野座)。練習試合は7試合で、その後開幕まで実戦はオープン戦だけだった。

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