「新時代」を駆け上がり勝ち星倍増だ! 日本ハム根本悠楓投手(19)が6日、白老町の虎杖浜神社で自主トレを公開した。

今回初めて取り入れた砂浜でのランメニューのほか、神社近くの坂道をダッシュして下半身強化に励んだ。1年間戦い抜ける体に鍛え上げてシーズンインに備えており、今季は7勝以上という昨季の倍以上の勝ち星を挙げることを目標に掲げる。新球場も開業し、球団にとって新たな時代が幕を開ける今季、大飛躍のシーズンにするつもりだ。

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根本が自主トレの場所に選んだのは、悠然と広がる太平洋を一望できる虎杖浜神社だった。今回は初めて砂浜ランに挑戦。虎杖浜で砂を蹴り上げながら約50メートルのダッシュを10本走った。息を上げた後は、浜辺から神社に続く坂道約100メートルを3本ダッシュして駆け上がった。「1年間投げてみて体力面がきついなと感じている」と言い、昨季は体力不足を実感。今オフは走る量を増やして強化に励んでいる。

昨季は13試合に登板し、3勝3敗、1ホールド、防御率2.52の成績だった。プロ3年目となる今季は先発にこだわり、勝ち星の上積みを目指す。「先発で投げたい。まずは1年間投げることが第1の目標。結果的に7、8勝くらいできれば」と昨季の倍を超える勝利数を目標に設定した。球団にとっても新時代の幕開けを予感させる今季、一気にスターダムに駆け上がる決意を鮮明にした。

虎杖浜神社は小学生時代にトレーニングに励んだ思い出の場所。「一番最初にトレーニングを始めたのが、(神社の)階段なので、走ると思い出す」と話す。地元での自主トレは原点回帰にもつながっている。「小さい頃から走ったりボールを投げたりしてきた。初心に戻れるかなと思います」と語った。神社では参拝し、今季の活躍を祈念しながら合掌した。「1年間、今年は1軍で投げられるように願いました」。シーズンを通した活躍で勝ち星を倍増させ、大ブレークのシーズンにする。【石井翔太】

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