おばあちゃんの期待に応えるぞ! 日本ハム育成1位の花咲徳栄・藤田大清外野手(18)が7日、祖母が漬けた梅干しが入った“茶色のつぼ”を大事に抱えて、千葉・鎌ケ谷の勇翔寮へ入寮した。入寮前に長野・下條村に住む祖母の元を訪れた際に餞別(せんべつ)として手渡され、プロ野球人生の門出に持参。幼少期から体調管理の一環で食べ続ける思い出の味を力に、1日も早く支配下に昇格してプロ入りを一番喜んでくれた祖母に恩返しする。

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藤田は右肩に青い大きなバッグをぶら下げ、左手には“茶色のつぼ”を抱えて入寮した。カメラマンのフラッシュをたくさん浴びたつぼの中には期待と愛情がぎっしりと詰まっていた。

藤田 おばあちゃんが、つくってくれた梅干しです。体調管理をしっかりしたいので、毎日食べて食べて、体を壊さないようにしていきたいです。

母方の祖母、熊谷千代子さんはタレント峰竜太の出身地として知られる長野・下條村在住。入寮前に会いに行くと、帰り際に「これ持っていきな」と、手渡されたのが梅干しが約50個入ったつぼだった。

小さい頃から食べ続けてきた。「シソに漬けてあって、柔らかく甘くて食べやすい。ご飯の上に乗っけて食べています」。基本的に1日1個、多い日は4個。免疫力アップなどの効果も期待できる特別な逸品で体調を整え、プロの世界へ飛び込むまでに成長。現在は体重84キロだが、将来的には「目標90キロです」。プロ仕様の体づくりにも、食欲も増進させる祖母の梅干しは心強い味方となりそうだ。

この日は、あえて目立つように左手で“茶色のつぼ”を抱えて入寮したのも理由があった。「(プロ入りは)おばあちゃんが一番に喜んでくれていたので(写真が)ネットを通じて(祖母に届いて)恩返しできたらなと思って」と、おばあちゃん思いの高卒ルーキー。プロでも梅干しパワーで大活躍して、もっともっと恩返しする。【木下大輔】

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