ロッテのドラフト4位高野脩汰投手(24=日本通運)が、自転車入寮で驚かせた。8日、育成4人を含む全9選手がさいたま市内のマリーンズ寮に到着。高野は濃紺スーツにヘルメットとサングラス、マスク姿で登場した。

「大学1年から7年目になる愛車です。休みの日も(関西大時代の)大阪でも(社会人の)埼玉でもずっと一緒に歩んできたので、こいつとまたロッテに入っても使いたいと思って、持ってくる方向になりました」。親にも援助してもらって約8万円で購入した“相棒”を紹介した。

同市浦和区にある日本通運寮から、同南区のマリーンズ寮までは約5キロ。出発の連絡を受けた広報担当者が「あと少しで到着します」とアナウンスしたが、姿を見せたのは約30分後だった。「(スマホの)ナビでは20分だったのですが、40分くらいかかっちゃって…」と、まさかの迷子に。10日から新人合同自主トレを行う球場までは軽快だったが、そこからの寮までの数百メートルは担当スカウトの“電話ナビ”でたどり着き、「やっと入寮出来るという感じでした」と苦笑いだった。

即戦力として期待される左腕は「目標は40試合登板です」と、こちらは迷いはなかった。【鎌田直秀】

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