昨季まで阪神でプレーし、今季からソフトバンクに加入したジョー・ガンケル投手(31)が30日、福岡市内のペイペイドーム内で入団会見を行った。日本語で「ワタシノナマエハ、ガンケルデス。ヨロシクオネガイシマス。マイニチ、ニホンゴヲ、ベンキョウシテイマス。コンシーズン、ガンバリマス。サイコウデス」とあいさつした。

米国では教員を務めていたこともあり、阪神時代は「ガンケル先生」と呼ばれた。「先生というよりはベビーシッターという感じでやっていました」。チームでは若手選手にも変化球を指導するなど「時には自分がやるよりも、教える方がうまいんじゃないかと思うくらいですけど」と苦笑いを浮かべるほどだ。「どんな知識でもみんなと共有していきたい。他の選手に教えることは自分のプラスにもなる」と、教えながら自身も成長していくというスタイルを新天地でも武器としていくつもりだ。

阪神での3年間は主に先発として活躍し、21年に9勝を挙げるなど通算16勝。先発の一角として期待がかかる。

◆ジョー・ガンケル 1991年12月30日、米フロリダ州生まれ。13年ドラフト18巡目でレッドソックス入団。メジャー経験はなし。20年から阪神でプレーし、通算64試合、16勝12敗、防御率2・92。199センチ、101キロ。右投げ右打ち。