流通経大の新バッテリーが今年の抱負を語った。東京新大学野球リーグ1部の同大は1日、茨城・牛久市内のグラウンドで練習を行った。

リーグ通算打率3割3分を誇る強肩強打の萩原義輝捕手(3年=東海大相模)が新主将に就任した。チームはリーグ3連覇中。「春、秋も優勝して5季連続、その結果、日本一っていう目標にたどり着きたい」と意気込みを語った。

東海大相模時代は主に控え捕手兼内野手だったが、大学では1年秋から正捕手を務める。昨年は全日本大学野球選手権に出場も初戦で神奈川大に惜敗した。捕手としての力不足を実感し、現在は「野手への伝達の仕方、ジェスチャーを大きくするようにしている」と意識改革に取り組む。「チームを勝たせるのが良いキャッチャーだと思う。優勝を取りたい」とけん引する。

最速148キロ右腕の阿部優太投手(3年=前橋育英)は「優勝に貢献できるピッチングをしたい」と話した。昨年の全日本大学野球選手権ではベンチ入りするも登板はなく、「来年出てやろうという気持ちになった」と最終学年を迎えて、闘志に火が付いた。

キャッチボールから体のキレを意識したフォームで投げ込み、変化球にも磨きをかけた。昨秋のリーグ戦では、巨人ドラフト4位の門脇誠内野手(22=創価大)を打ち取り、「自信につながった」と最優秀投手、最優秀防御率、ベストナインに選出された。「3連覇をたまたまだと思われたくない。周りから信頼されるピッチャーになる」と力強く語った。【星夏穂】