ソフトバンクの新外国人、ウイリアンス・アストゥディーヨ内野手(31=マーリンズ)が宮崎春季キャンプ第4クール最終日の19日、紅白戦で打って、走っての大ハッスルを見せた。4試合目となった紅白戦ではすべて安打を放っており、8打数5安打で打率は脅威の6割2分5厘だ。
超積極打法がこの日もさく裂した。2回無死二塁の1打席目は、2ボールからの3球目を左前に運ぶ安打。4回1死満塁の好機では、初球を空振りしたものの、カウント1-1からの3球目を三遊間へはじき返し、きっちり適時打をマークした。
「亀」の愛称を持つ助っ人は、マルチ安打の活躍に「日本の投手にもだいぶ慣れてきて、それがいい結果につながっていると思います。練習の時から自分の中でイメージしていて、ストライクゾーンに来たボールをスイングしていくようにしています」とニヤリ笑った。
足でもアピールした。2回は一塁から、相手送球が乱れた隙を逃さず二塁を陥れる好走塁。さらに二、三塁となった場面で右前へのポテンヒットに反応し、二塁から、三塁走者のホーキンスに追いつきそうなほどの好スタートで本塁突入。結果はアウトだったが、果敢な姿勢を見せ「常に試合で次にどういうことが起こるかを考えて、チャンスがあれば積極的に次の塁に進むという意識でやっています」と胸を張った。
藤本監督も「そういう積極性はあるんじゃないですか。速くはないけど、いいことです」と評価。外国人枠争いの中で、愛嬌(あいきょう)たっぷりの「亀」が存在感を発揮している。【山本大地】
○…開幕ローテーション入りを目指す藤井は、3回1失点も「ひどいです」と辛口な自己評価だった。紅組の先発で、3回2死までは打者8人にパーフェクト投球。9番渡辺陸に対し3ボールとカウント不利になったところで、右前打を浴びた。「イメージしているボールと違う。(渡辺陸の場面は)今日を象徴するようなピッチングだった。気を引き締めてやっていきたい」と、次を見据えた。
○…左腕大関は3回5安打2失点も収穫を得た。白組の先発で、2回に3連打を浴びた。投球フォームに関して「探り探り入っていたけど、探っている余裕がなかった。マウンドはそんなに甘くない。でもバッターが立ってみて初めて分かった」。3イニング目は気持ちと体のブレを修正し、3者連続三振に斬った。登板後はブルペンで60球を投げ込み「良かった部分を染み込ませたかった」と貪欲だった。
○…昨オフに楽天を戦力外となり、育成契約で新加入の左腕渡辺佑が紅白戦で2戦連続無失点と好アピールした。中村晃を見逃し三振。今宮を遊ゴロ。栗原を左飛と、主力を相手に1回を完全投球。「ある程度、狙ったとおりの球は投げられた。良かったと思います」と振り返った。支配下返り咲きへ「与えられたチャンスをしっかりつかんで、ものにしたい」と意気込んだ。



