広島野間峻祥外野手(30)が20日、チーム合流即、実戦出場に意欲を示した。「感冒性胃腸炎」のため、18日に練習を早退。19日DeNAとの練習試合には同行せず、コザしんきんスタジアムに残って調整となった。この日は休日を返上し、コザしんきんスタジアム横の屋内練習場で約1時間振り込んだ。「明日、試合もありますし、本隊にも入っていくので。明日に備えたい」。全体練習合流が決まっている21日のロッテ戦出場に向けて汗を流した。

思わぬ出遅れとなった。春季キャンプでは16年、18年にも胃腸炎で離脱している。練習不参加は1日のみで済んだものの、新井体制初の対外試合となった19日DeNA戦は宿舎での観戦に「何やってんだろな、俺」と唇をかんだ。右翼のレギュラー最有力も、危機感を口にする。

昨季68試合で1番を任された打順は今季、首脳陣の中で2番起用の構想も描かれている。「しっかりアジャストできるように準備していきたい。でもまずは試合に出られるかも分からないので、実戦でアピールできるようにしっかりやりたい。打席の中でがむしゃらに。走塁でも守備でも、そういう姿勢を出して行きたい」。19日に外野で先発した3選手はいずれも結果を残した。すでに始まっている外野手争いに、本命の1人が参戦する。【前原淳】

【関連記事】広島ニュース一覧