阪神岡田彰布監督(65)が21日、沖縄・宜野座キャンプ第5クール最終日に、3番森下翔太外野手(22=中大)、4番大山悠輔内野手(28)、5番佐藤輝明内野手(23)の夢のドラフト1位スラッガーそろい踏みクリーンアップ構想を明らかにした。
休日明け23日の練習試合中日戦(北谷)では森下は6番でスタメン出場させる。一問一答は以下の通り。
-第5クールは対外試合が2試合あったが、両方ともいい感じだった
「まあ、練習試合だからね。なんというか選手は、やっぱり練習をやったことが実戦でどういう結果が出るか、というのがすごく見たいと思っているんで。まあ、ようやく実戦が始まって、このクールが終わって、また次のクールで3試合あるので、ね。セ・リーグ相手でもあるし。そういう意味ではまあ次、次のクールからじゃないかなあ」
-若手の先発候補、才木と西純は順調に仕上がっている
「うーん、ブルペンから見てても、ある程度、投げられる感じはあると思うんで。まあだから、どうだろうな。当然ローテーションでね。まあ若いし。故障とかもあったけど、それも大丈夫みたいだし、1年間ローテーションをね、守ってほしい若手の2人なんで。ね。まあ順調に来ていると思いますけど」
-伊藤将に次ぐ左の岩貞、大竹が素晴らしい投球
「いやいや、まあ、岩貞はね、先発というんで。まあ左が1枚なんで伊藤。だから、そういう意味で、もう1度、先発になったんだけど、そこにね、大竹が順調というか、何ていうんだろう。いいよね。本当に。まあ、これは左1枚という中で、いい競争をしてくれていると思う。だから岩貞にしても大竹にしても、まあ1年間ローテーションを守れるかどうか、というのがあるんで。まあ、とにかく2人で、もうひとつの枠ぐらいをね、競い合って1年間ね、2人で。まあ2人でというのはちょっとおかしんだけど、それぐらいの戦力になってくれればいいとは思いますけど」
-勝ちパターンは5人いる。石井、加治屋がアピール
「もうね、加治屋はある程度ソフトバンクの時から知ってたんだけど、石井はね、本当にこないだもいいピッチング見せてくれて。だから、外国人2人後ろブルペンいるんだけど、全然引け取らないぐらいのピッチングしてくれたんでいい悩みですね。本当にいい悩みですね」
-遊撃争いも
「だから、打たんでもいいってね(言ってるけど)。そら打つことにこしたことはないからね。まず守備からっていうのがあったんあけど、木浪がね、本当、昨年11月のキャンプからやっぱり1度レギュラーポジション取った選手なんで。もう1度ね、そのショート争いという小幡含めてね、2人はチャンスやと思うんでね。一番、高いレベルで競争し合ってるんじゃないかなショートは」
-助っ人の実戦形式の打撃練習での登板。Kケラーは良くなってきた
「だから最初は良くなかったやんか。新しい2人(Bケラー、ビーズリー)にしても、ちょっとブルペンにしても球数とか入る機会が少ないからハッパかけたんやけど。その『決まったわけじゃないよ』と、枠の中に入るのは。当然、さっき言った日本人みたいね、中継ぎピッチャーが良ければ、本当ね、枠には入れないよと。ちょっと危機感持ったんじゃないかなと」
-25日ヤクルト戦(浦添)からオープン戦も開始。キャンプも仕上げに
「いやいや選手が一番楽しみにしてるんじゃないかな」
-どういう結果が出るかどうか
「まあ、まだね、あと1カ月ちょいあるのか、ここで判断するね、打った打たない、打たれたとか、抑えた、それを判断する時期じゃないんで、今までやったことが試合でどれだけ出るか。選手はそういう楽しみがあると思うし、僕らもそれを見るっていうかね、そういう意味で、いろんな意味で楽しみ多いですよね、次のクールはね」
-まだまだ発展途上のチーム
「まあ、どうだろう、まだまだ完成したチームじゃないんで、まだどれだけ伸びしろがあるか、これからね、若い選手が多いから、実戦でゲームで打てば自信がもっとつくと思うし、いいプレーすればね、もっと自信つく、そういうなのんの繰り返しでね、徐々にもっとレベルの高いチームなっていけばいいと思いますけどね」
-昨日、掛布さんが(CS放送のキャンプ中継)解説で3番にドラ1の森下、4番にドラ1の大山、5番にドラ1の佐藤輝、このクリーンアップを組めれば最高だなという話を
「いやいや、それは内緒の話やったんやけど。3月半ばまで言わない話やったんやけど」
--そうなんですか
「いやいや、ホントそうよ。まあ、でも可能性はあるんじゃないかな、おーん」
--森下はオープン戦でもいいところで使っていく
「いや、いいとこじゃなしにずっと使っていく、いいとことかちゃう…」
--打順で言うとまだまだ
「外国人(ノイジー)が出れないからね、ケガで。それがあるんで、決められることはまだないんだけども、そういう可能性もあるんじゃないかということやね」
-また第6クールを楽しみにしております
「そうやね。よろしくお願いします」