190センチ左腕のフォスター・グリフィン投手(27)が上体をしならせた。
来日後初実戦マウンドは、2回無安打無失点、2奪三振1四球。「早いカウントで変化球を投げようというのは考えていました。カット、チェンジアップは自分の満足いく球だった」と振り返った。
独特の投球術に期待感が漂う。1回2死で元ソフトバンクのグラシアル。1ボールから胸元に137キロカットボールを投げ込んだ。続く3球目は外角低めへ同球種。さらに4球目も小林の要求通り高めのカットボールで追い込むと、この日最速152キロ直球で空振り三振に仕留めた。小林は「高めのカットボールは意識しました。『グリカット』です」と効果的な球種としてインプットした。
一塁側ベンチから見守った原監督も特長を的確にとらえた。「あれだけの胸の張りを持って投げる人っていうのはね。強い弓矢を引いているような感覚でパーン! とボールをね。そこはアーチェリーじゃなく弓矢だ」と“弓矢投法”を命名。グリフィンがローテの一角に担い、V奪回を射止める。【為田聡史】
○…小林が3戦連続安打をマークした。キューバ代表との練習試合に「7番捕手」で先発フル出場。2回1死一塁、追い込まれながら三遊間をしぶとく抜いて左前打を放った。ここまでの紅白戦も2試合連続安打中だったが「調子というよりは1打席1打席、1日1日が勝負という気持ちでやっている」と引き締めた。守備でも好リードで7投手の完封リレーを完成させた。
○…新外国人のタイラー・ビーディ投手(29=パイレーツ)が2番手で登板し、2回1安打無失点と好投した。調整過程の中で変化球をあえて多投し「前回のシート打撃で投げた時は真っすぐとかが中心だったので今日は変化球をしっかり投げようと意識してました」。6つのアウトは2奪三振と内野ゴロ4つ。低めに制球された変化球で寄せ付けなかった。



