阪神佐藤輝明内野手(23)が“新庄シフト”の網に引っかかった。3回1死走者なしからの第2打席。日本ハムの左翼手松本剛が一、二塁間を守り、二塁手加藤豪がセカンドベース後方を守るという、春季キャンプ中から取り組む日本ハム新庄監督考案の特殊な守備隊形を敷かれた。追い込まれてからの3球目、生田目の149キロを仕留めきれず、一、二塁間へのボテボテの内野ゴロに倒れ、記録は異例の「左翼ゴロ」となった。

4回には“お返し”のタイムリーを放った。通常守備位置の前進守備だった1死二、三塁のチャンスからは生田目の初球、144キロ直球を捉え、打球は二塁手の正面を猛スピードでぶち抜き、右前への適時打で追加点をたたき出した。

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