楽天早川隆久投手(24)が、“超回復”で開幕ローテーション入りへ前進した。先発して、直球とカットボールを主体に、打たせて取る投球。失策絡みで失点を喫したが、5回を61球で、3安打1失点(自責0)と好投した。「対戦相手どうのというよりは、自分のピッチングは徐々にできつつある。そこは自分の中ではいいかなと思います」と調整に手応えをつかんだ。

昨年10月に左肘クリーニング術を受けた。「自分の中では5月頭に合流しようかなというような勢いだった」と、順調すぎるほどの経過。キャンプは2軍で過ごしたが、2月26日ヤクルト戦(浦添)で術後実戦初登板を果たすと、これで3戦目。登板を重ねてきている。状態面での不安はなくなったが、無意識にブレーキをかけて投げてしまうところも。「その無意識の部分を取れていけたら」と前を向いた。

快調だからこそ、細心の注意を払う。「無理しすぎて再発しないところが一番大事。それをかばって、今度は肩にきたりとかもあるからこそ、無理しすぎずというのをやっていきたい」。開幕へ向けて、万全の準備を続けていく。

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