ロッテが安田尚憲内野手(23)の逆転3ランなどで快勝した。

0-2で迎えた4回表無死一、二塁。初球の外角低めの直球を強振し、右中間に運んだ。「今日は練習から良かったので1本出て良かったです。そのあともう1本打てれば良かったですけれど、スイングも良くなっています」。対外試合開幕以降、「4番三塁」の期待を吉井理人監督(57)から受けてきたが、オープン戦では前日までで21打数2安打と苦しんでいた。試合前に福浦和也ヘッドコーチ(47)の助言も受け、右足を少し内側にしてつま先から踏み出す打撃フォーム修正が功を奏した形となった。福浦ヘッドも「昨日までとは別人」と賛辞を送った。

8回には角中勝也外野手(35)が右越え二塁打を放つと、岡大海外野手(31)の中越え適時二塁打で追加点。角中も「まずまずです」と少ないチャンスをものにし、開幕スタメン争いは激化してきた。

投手陣もC・C・メルセデス投手(29)が4回2失点で好投を見せた。ルイス・カスティーヨ投手(28)、益田直也投手(33)、国吉佑樹投手(31)、坂本光士郎投手(28)、小沼健太投手(24)も自責0リレー。リリーフ陣もアピールを続けている。【鎌田直秀】