阪神開幕投手の青柳晃洋投手が投球を辛口で振り返った。「最近では一番悪い投球でした。無駄な四球やツーシームを2回投げて、2回とも同じ外れ方でボールになってしまった。2球ともボールは論外」。

初回は打者3人で抑えたが、その後は毎回走者を出してピンチの連続。結果は5回0封でも5安打され、3つ出した四球も納得いかなかった。岡田監督も「ちょっと重いな、(108球の)球数も多いしな。目いっぱいいきすぎや、もっと遊んだらええんや。1番から9番まで目いっぱいいこうとするから」と苦笑いだった。

○…石井大智投手がヤクルト戦に4番手で8回に登板し1安打無失点に抑えた。今季実戦8試合11イニングで無失点を継続中だ。無死一塁から宮本を一ゴロ併殺に打ち取ったが一塁ベースカバーに入った石井が落球。失策で走者を残したが落ち着いて後続を打ち取った。「まだシーズンではないので、まだまだ調子を上げていかないと」と、勝ちパターン入りへさらに状態を上げていく。

○…ドラフト6位富田蓮投手(21=三菱自動車岡崎が開幕1軍にまた前進だ。9回に登板し、先頭の代打並木は低めチェンジアップで空振り三振。続く左の元山は外角低め直球で見逃し三振に斬り、同じく左の丸山和は1球で三飛に仕留めた。「コースを狙い過ぎず強い球を意識して投げた」と攻めの投球を貫いた。オープン戦5試合で防御率は1・42。岡田監督も「ええよな。それしか言いようがないわ」と絶賛した。