ロッテが5回裏に「8番三塁」安田尚憲内野手(23)の右前適時打で同点に追いつくと、7回裏には「6番DH」井上晴哉内野手(33)の中犠飛で勝ち越した。

安田は3回の第1打席でも一、二塁間を破る右前安打を放っており、2安打1打点の活躍だ。「チャンスで打てたので良かったと思います」と笑顔。不振だったオープン戦だったが、15日のヤクルト戦(神宮)試合前に福浦和也ヘッドコーチ(47)から打撃フォームの助言を受けて3ランを放ったあと、その習熟のために2軍に合流して打撃練習の時間を割いた。ファームでは内田順三臨時打撃コーチ(75)の指導も再び受け、イースタンの試合で3打数2安打。「神宮の時に良かった感覚もあったのでそこを固めて、内田さんにも上(上半身)の力を抜くことやスイングも何個かアドバイスをいただきました」と結果につなげた。

初めて味わう個人応援歌にも力をもらった。「覚えやすい応援歌だと思いますし、盛り上がりやすい曲。打席の中ではちゃんと聞けていなかったですけれど、今日初めての応援歌で打てて良かったと思います」とお気に入りな様子だった。

投手陣も先発の西野が5回1失点と踏ん張った。救援陣もペルドモ、沢村、カスティーヨ、鈴木、益田とつなぎ守り切った。今季は守護神を固定しない終盤の投手リレーを行う方針を吉井監督が明言しているが、リリーフ陣の競争も激化してきた。【鎌田直秀】

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