巨人戸郷翔征投手(23)が「ダルスラ」で伝統の一戦の先陣を切る。11日阪神戦に先発予定。5連敗中のチーム状況に「少し負けが続いている。いい流れを持ってこられるように、勝つことを意識してやっていきたい」。連敗脱出から再浮上へつながる投球を目指す。

決め球のアップデートに自信を深めた。WBC期間中にパドレスのダルビッシュから直伝されたスライダーは変化量に磨きがかかった。「カーブとスライダーの間のスラーブみたいな感覚で投げている。曲がり方も安定してきた」。今季初先発となった前回登板の4日DeNA戦は6回無失点で、“侍ジャパン最速勝利投手”をつかんだ。

昨季までは直球で押し込み、フォークを決め球として多投してきた。見せ球だったスライダーも決め球に加わり「使える球種が3球種になったら、もっともっと完投とかも増える」と手応え十分。まずは戸郷が虎の先手を阻む。

【関連記事】巨人ニュース一覧