オリックス宮城大弥投手(21)が8回途中3安打1失点と好投し、開幕から自身2連勝となった。

初回、2回と直球で押し込み3者凡退。3回は先頭の井上にフェンスギリギリの二塁打を浴び、そこから先制点を許すも最少失点でしのいだ。緩いカーブも有効に使い、4回以降は無失点。8回2死から友杉に中前打を許したところで降板となったが、6回無失点だった7日の日本ハム戦に続く白星を手にした。

この日の試合前には、ともに侍ジャパンとしてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝いたロッテ佐々木朗希(21)と再会。同い年の盟友とわずかな時間ながら、会話をかわしていた。

「僕いなくてさみしいんじゃないか、というふうに話をして。お互いちょっとさみしい部分はありますけど、最後、頑張れって言われたので頑張りました」

佐々木朗は今カード初戦の14日に、オリックス山本と投げ合い勝利。日本中の野球ファンから注目を浴びた一戦を宮城も見ていた。 「一昨日、由伸さん(山本)はランナー背負っても表情1つ変わらずに、1個1個落ち着いて、アウトを取って、ピンチを抜けてたと思う。そこは本当に1ピッチャーとして勉強になります」。先輩の試合からすぐに吸収し、この日の投球に反映。「すぐ切り替えられた部分も一昨日の試合見てからだと思うので、良かったなと思います」。ピンチも最少失点で切り抜け、見事に好投につなげた。

開幕からの連勝にもいたって控えめ。「今日たまたま僕が勝ちましたけど、いつも由伸さんに勝ってもらってばっかりなので、1個1個、チームで後押しできたらなと思います」。1つ1つ刺激を受けながら、白星を積み重ねていく。

オリックス森(左親指付け根付近を負傷した9日の日本ハム戦以来の捕手で先発)「勝てて良かったと思います。(宮城は)今日は風の影響もなく、投げられたのかなと思います」

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