広島新井貴浩監督(46)は1727日ぶりに降り立った甲子園で凱旋(がいせん)星を逃し、首位から陥落した。

0-0で迎えた9回表、4番マクブルームの適時二塁打で待望の先制点をゲット。満を持して送り出した守護神栗林が9回裏2死満塁、2番中野に逆転サヨナラ2点二塁打を浴びた。

現役時代の07年オフ、広島から阪神にFA移籍。08年から14年まで計7年間、甲子園を本拠地とし、15年から18年までの4年間は再び敵地として戦った。ユニホーム着用では18年7月26日以来となった甲子園。9回に今季14試合目でチーム初となる犠打成功から1点をもぎ取りながら、痛恨の逆転負けで3位に転落した。

それでも指揮官は「栗林もそりゃあ打たれることもある。うちのクローザー。また次も信頼して送り出したい」ときっぱり。一夜明けた19日同戦の勝利に集中する。

▽広島マクブルーム(9回2死三塁から先制の左翼線適時二塁打)「西勇投手に初回から抑えられていた。自分も3打席立って結果を出せず、もどかしい状況だった。ゾーンで勝負してくるとは思ったので、どうにか自分が打てる球を打つことだけを心掛けてバットを出した」

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