どうしたんや…。阪神青柳晃洋投手(29)が今季初の中日戦で試合を作れず、今季最短2回2/3を7安打4失点でKOされた。虎のエース右腕は、らしくない背信投球に「結果打たれただけだと思います」と唇をかんだ。
初回、味方が先制点を奪うも、直後に4番石川昂の同点打などで2点を献上。2回にもアルモンテからこの日2本目の安打で1点を追加された。3回2死一、二塁に相手先発小笠原から中前適時打を浴び、4点目を許したところでマウンドを譲った。
この日捉えられたのは全て140キロ前後の速球。「打たれたのは全部ツーシームだった。その辺が狙われたのかなと思う。ここ2試合は打たれている球種が一緒」と悔しさをにじませた。
今季は自身初となる開幕投手を務め、6回途中1失点で勝利。しかし、その後は3戦連続で白星をつかめていない。前回登板した14日DeNA戦では5回を投げきれず、4回2/3を5失点で黒星を喫していた。2試合連続で苦しい投球が続いている。
岡田監督は「(良くないのは)コントロールよ」とバッサリ。原因として開幕前にも指摘したクイックを挙げた。「クイックいうのはバッターのタイミングを外すということやんか。でもそのボールがストライク入らんかったらバッター振れへんで。それでボール、ボールなったら一緒やんか」。
昨季はセ・リーグで2年連続の最多勝、最高勝率に加え、最優秀防御率の投手3冠を獲得した大黒柱。それだけに指揮官も「最多勝2年のピッチャーに、ストライクが入るように練習せえとは言えんやろ。(次回登板は)それは分からへんよ」と頭が痛い。18年ぶりの「アレ」には、エースの復活が必要だ。【波部俊之介】
▼青柳が2試合連続で5回もたずKOされた。今季は4試合に登板し、クオリティスタート(QS=先発6回以上、自責点3以下)クリアは1度のみ。QS率は25%だ。これは先発ローテーションに定着した19年以降は最も悪い数字。19年44%、20年62%、21年72%、22年75%だった。昨季は最多勝、最高勝率、最優秀防御率の投手3冠を獲得した右腕が苦しんでいる。
■及川2回4K好投
及川が2回4奪三振無失点の好投を見せた。3点ビハインドの6回から4番手で登板。2イニング目の7回に四球で走者を許したものの、無安打で切り抜けた。2日連続の登板でいずれも無失点。「四球はおおいに反省したい」としつつ「昨日に比べて緊張の度合いも(低く)、自分の気持ちでいけました。2試合目にしてそこはよかった」とうなずいた。
■富田、地元で0封
三菱自動車岡崎(愛知)出身の富田が、バンテリンドームでの凱旋(がいせん)登板を無失点で飾った。青柳が4点目を失った直後の3回2死一、三塁に登板。大島を二ゴロに仕留め、火消しに成功した。4回は3者凡退で計1回1/3を無失点。同学年石川昂は中飛に仕留めた。「高校の時も1回対戦したけど意識はあんまりせず、1人1人のバッターと勝負することを考えた」と振り返った。



