ああ、転落。阪神が2連敗で首位から3位に順位を落とした。打撃不振が続く5番佐藤輝明内野手(24)が、左腕小笠原から3打席連続三振を喫するなど振るわず。4打数無安打で打率は1割6分4厘まで落ちた。昨季4勝8敗と負け越した鬼門の敵地初戦で投打ともに振るわず。バンテリンドームでの初戦は19年から5年連続で黒星スタートとなった。
左翼の虎党からため息が漏れた。今季初対戦の中日投手陣に打線がスミ1に封じられた。先発左腕小笠原には7回5安打1失点に抑え込まれた。5番佐藤輝は3打席すべてカーブで今季初の3打席連続空振り三振。3点を追う6回、1死一、二塁で1発出れば同点の場面もカーブ2球で追い込まれ、1球ボール球の外角直球を挟み4球目の低めカーブに空振り三振。岡田監督は「緩急…。まあカーブもよかったんちゃう? (佐藤輝がやられたのは)カーブじゃないやんか、ボール球やんか」と、あきれたような表情だった。
19日広島戦で開幕3連戦以来12戦ぶりに6点を奪い、前日20日の同戦でも敗戦ながら5点を取るなど打線は上向き。だが、竜の開幕投手小笠原を相手に点はなかなか取れないと岡田監督は初回無死一塁で2番中野に犠打をさせていた。1番近本から4番大山までは全員出塁しているだけに、5番佐藤輝の不振がより目立つ。
4打数無安打で打率は1割6分4厘。65打席でいまだノーアーチが続いている。佐藤輝は「まあ、頑張りたいですね。そりゃあ、打ちたいです」と悔しさを押し殺し前を向いた。6番に3試合連続でスタメン出場した井上もこの日は3打数無安打2三振で途中交代。5、6番がブレーキとなった。
開幕直後の混戦の中、3位に転落した。これでバンテリンドームでのシーズン初戦は5年連続黒星発進となった。97年開場以来通算勝率も3割5分9厘とセ本拠地ワーストで、今季も鬼門となりそうだ。「ホームラン出えへんしなあ。広いしなあ。守りでいかんとなあ」。22日はWBCでチーム最年少侍として名を上げた高橋宏が相手。少ないチャンスを生かし、阪神先発の前回7回完全男村上を攻守で援護するしかない。【石橋隆雄】
▼阪神がバンテリンドームで敗れ、ナゴヤドーム時代も含めて通算勝率が3割5分9厘と下がった。これはセ・リーグ本拠地別ではワーストで、次いで悪い東京ドームの4割9厘を大きく下回る。また、シーズン初戦の同球場に限れば、19年から5年連続黒星発進。97年の開場以降では7勝20敗で勝率は2割5分9厘。さらに同球場では18年以降、5年連続負け越し中と苦戦が続いている。



