明大は、代打の内海優太内野手(1年=広陵)の初安打となる2ランで逆転勝ちした。慶大に先勝した。

0-1で迎えた6回、先頭で宗山塁内野手(3年=広陵)が二塁打。4番の上田希由翔内野手(4年=愛産大三河)の適時二塁打で追いついた。

さらに6回1死三塁で、内海が2球目の外角高めの直球143キロを芯でとらえ、左翼ポール際に飛び込む2ラン。通算3打席目で結果を出し「チャンスで回ってきて、先輩たちが背中を押して打席に送ってくれた。打った瞬間はレフトフライかなと思ったけど、すごいうれしかったです」と話した。

高校通算34本塁打で、昨年のU18日本代表では4番も務めた打力を誇る。オープン戦で結果を出した内海をベンチ入りメンバーに入れた田中武宏監督(62)は「結果を出し続けていたので、ああいう場面でいくのはみんな分かっている。絶対に点が入るなと思った。そのうちスタメンで出るんじゃないですか」と先発での起用を示唆した。

兄の法大・内海壮太内野手(3年=御殿場西)も今春リーグ戦で活躍中。「意識はしていないですけど、兄弟なのでお互い頑張っていけたらと思います」と話した。