日本ハムのドラフト2位ルーキーの金村尚真投手(22)は、9日オリックス戦で7回途中2失点と好投しプロ初勝利を挙げました。パ・リーグの新人最速、先発では12球団のルーキー一番乗りの白星でした。19日に右肩の張りで出場選手登録を外れましたが、早期復帰し、2勝目を目指します。新時代を担う右腕に、初勝利とその先の展望を聞きました。【取材・構成 石井翔太】

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-9日のオリックス戦でプロ初勝利。3試合に登板してみて

「いいところもたくさんありますし、その中でも、自分の中ではだめな部分というのも見えてきて。(野球は)流れのスポーツだと思う。流れに乗っていけるようなピッチングだったり、いろいろと自分の中で課題が見つかってきたので、その課題をどんどんつぶしていけば、もっといいピッチングができるんじゃないかなって感じています」

-1年目から新球場エスコンフィールドでプレーしている

「観客との距離が近くて声援がすごく聞こえるので、それは自分のプレーにつながっているというか、歓声があるとないとでは全然違うと思います。三振取った時の歓声とか近くから聞こえてくるので、それはありがたいことですね」

-新球場で気に入っているところは

「風呂がけっこう気に入っています。交代浴とかもあって、サウナもありますし、リラックスできる時間っていうのもたくさんあって、練習が終わった後でもリラックスできるので、そこはめちゃくちゃいいのかなって思ってます。試合が終わった後に風呂に入るのは楽しみの1つでもあるので、自分の中ではそこが一番いいのかなと思ってます」

-新球場では未勝利。勝ちたい思いが募っている

「もちろん18日(ロッテ戦)も勝ちたかったですし、初勝利は大阪だったので、ファンのみなさんの前で勝利を挙げたいっていうのはずっと思っていました。できるだけ早く観客のみなさんに勝利を見せられたらなと思っています」

-ロッカールームは伊藤大海投手が隣

「近いので毎回お話しさせてもらいます。ロッカーが隣っていうこともあって、話しかけてもらいますし、自分も分からないことあったら、隣で話しやすいので、隣で良かったと思いますね」

-伊藤の話で学びになったことは

「休む勇気。1年間ローテ回るんだったらそういうのはしっかりやっていかないとだめだよっていうのは、自分も1年間どうやって回るのかって大海さんに聞いてそういうことをおっしゃっていたので。休んだら体の状態が落ちるんじゃないかなだったり、常に動いておかないと体が動かなくなるんじゃないかなとか、感覚を忘れちゃうんじゃないかなっていうのが自分の中であるんですけど、そうやっていかないとだめなんだなと実感しました」

-プロ初登板の2日楽天戦ではツイッターで「金村くん」がトレンド入りした。注目されている実感は

「応援してもらっている人が増えていることは感謝すべきことですし、応援してくれる人がいるのが活力になるので、そういうところで実感は沸いてきています。全国にファイターズのファンがいると思いますし、そういった人たちにも自分の活躍を届けるには、試合で投げ続けるしかないと思うので。ローテで投げ続けることが、応援されるためには必要なことだと思いますし、結果を残すことが大事なことだと思います」

◆金村尚真(かねむら・しょうま)2000年(平12)8月29日生まれ、沖縄県豊見城市出身。豊見城中3年時に侍ジャパンU15選出。岡山学芸館では3年夏に県大会準優勝。富士大では1年春からリーグ戦に出場し通算25勝。3年春の北東北大学リーグ・ノースアジア大戦で史上2人目の完全試合達成。契約金7000万円、推定年俸1100万円で日本ハム入団。背番号24。176センチ、83キロ。右投げ右打ち。家族は両親と妹。