9回から登板したオリックス山崎颯一郎投手(24)が自己最速に並ぶ、球団日本人最速の160キロをマークした。

3-3の9回に5番手でマウンドへ。先頭で迎えた中村奨の3球目、外角への直球で160キロをマークした。9回を3者凡退で終えると、今季初の回またぎで延長10回も無失点で切り抜けた。

山崎颯は、昨年10月15日のクライマックスシリーズ・ファイナルステージのソフトバンク戦第4戦で、7回に3番手でマウンドへ。1死一塁から4番デスパイネへの3球目に160キロを計測していた。この日の160キロには「感覚的には出ていないと思います(笑い)」と、スピードガンの誤作動を疑いながらも「真っすぐ自体は上がってきている」。状態は上向きのようだ。

この日は、同じ94年生まれの小木田敦也投手(24)が、後を受けて延長11回から登板。無失点に抑えてプロ2年目で初勝利を手にした。山本、宇田川とともに同学年で、宇田川が言い出したことから「小木田世代」とファンの間でも呼ばれている。山崎颯は「代表なので。自分のことのようにうれしいです。世代の代表は小木田なので」とにやりとしながら祝福した。

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