阪神大竹耕太郎投手(27)が、涙の6勝目を飾った。7回無失点。代打を送られた7回裏、近本光司外野手(28)が先制打を放つと、ベンチで号泣。ヒーローインタビューでは涙の理由を告白した。

大竹のお立ち台での一問一答は以下の通り。

 ◇   ◇   ◇

-無失点投球、何がよかったか

「正直、調子は良くなかったんですけど、立ち上がりにヒットを打たれる中で、そこで動じずに後半、尻上がりに投げられたので、そのへんが良かったと思います」

-キャリアハイの6勝目

「はい。全く意識はないんですけど、今日もいいところで打っていただいた。そのおかげなので僕の力ではないと思っています」

-0-0のラッキーセブンに、隣の近本が先制タイムリー

「まず、自分のところで代打を送るということで、悔しさもあったんですけど、(代打の)渡辺に頼んだぞ、ということを伝えて、しっかりつないでくれて、それで近本さんが打ってくれて。すごく感動しました」

-感動したと。先制点が入った瞬間、涙を流していた

「いやなんか。もう、何でしょう。1人はみんなのために。みんなは1人のために。そういうチームプレーを感じたので、思わず出ました」

-前回は好投しながら勝ちがつかなかった。今回はうれしかった

「そうですね。とにかくチームが勝つことが一番なので。前回も今回もチームが勝ったので、それが一番です」

-これからも大竹の男泣きは

「横にいる2人がしっかり打ってくれると思うので、また泣きたいと思います」