巨人が交流戦初戦から大胆な“ブルペンデー”を敢行も、打線が湿り、今季2度目の4連敗を喫した。

中2日でプロ初先発のマウンドに立った平内龍太投手(24)は1回に1死満塁のピンチを招くも、ロッテ安田を二ゴロ併殺打に仕留めて無失点の立ち上がりを見せた。しかし2回2死から田村に先制ソロを浴びて2回4安打1失点、1巡目を終えた3回からこの日昇格した左腕の高橋優貴投手(26)にスイッチした。

高橋は粘りの投球で策に応えた。4回1死からロッテ山口にソロを浴びるも、失点はこの1点のみ。6回には2四球が絡んで2死満塁のピンチも田村を直球で右飛に抑え、粘りきった。84球で4回1/3を3安打1失点5奪三振2四球。7回の先頭和田を空振り三振に仕留めたところで降板となった。

3番手鈴木康、4番手高梨とつないでパ・リーグ首位のロッテ相手に2失点に抑えたが、打線がロッテ西野を捉えられなかった。2点を追う7回1死三塁、梶谷のタイムリーで1点をかえすも、直後の1死一塁、ウォーカーが放った左翼へ大きな飛球は、試合前時点で8メートルと表示された強風に押し戻されて左飛となった。

8回を元巨人の沢村、9回を守護神益田に抑えられ、26日阪神戦(甲子園)から1カ月半ぶりの4連敗。4試合でわずか5得点と苦しんでいる。