国際武道大(千葉県)が青学大(東都)に敗れ、準々決勝進出とはならなかった。

先発の松井大河(2年=遊学館)が粘りの投球を見せた。初回に3安打を浴び先制を許したが、6回まで2失点と踏みとどまった。7回2死一、三塁の場面では、青学大・小田康一郎(2年=中京)に右越え3ラン本塁打を被弾。この回で降板した。

打線は好機を生かせなかった。4回には北里拓海(2年=東海大仰星)の二塁打を皮切りに、無死満塁のチャンスを作ったが、後続が絶たれ、内野ゴロの間の1点のみに抑えられた。

岩井美樹監督(68)は「フォークを投げるピッチャーが千葉にはあまりいなくて、対応できなかった」と悔やんだ。この試合、収穫もあった。「入学以来、最高のピッチングだった。今後が楽しみ」と先発した松井をたたえ、さらなる成長に期待を寄せた。

7回5失点の松井は「真っ向勝負を心がけたが、1球の重みを感じた」と7回に打たれた痛恨の3ランを振り返った。終始悔しそうな表情を見せ、「秋の目標は全国優勝。青学大にリベンジしたい」と力強く語った。

【大学野球選手権】スコア速報と日程・結果