西武平良海馬投手(23)が7回を3失点でしのいだが、負け投手になった。

初回、2奪三振でわずか12球でスタート。「いつも20何球かかかるんですけど、滑り出しは良かったかなと思います」。ツーシームを減らし、制球重視で攻めた。2回に不運な当たりも含め3安打され、2失点。マウンド上で天を仰いだ。

「自分が点を取られた時にイラっとしてしまって、なんかそれが2、3イニング、いらいらした状態が続くので。そこの切り替えをうまくしたいなと思います」と課題を持つ。5回には失策絡みで追加点を許したが、終盤に進むにつれて安定感も増した。「5回くらいが気持ちよく投げられたのはありました」と振り返った。

打線との兼ね合いもあり、これで4勝2敗と、投球内容の割に白星がなかなか伸びない。その中で、ヤクルト村上からは3つの空振り三振。決め球は全て違う球種だった。「絶対に打たれたくなかったです。いろいろ調べましたし、その中で選択して(三振を)取れて良かったです」と、投手としてのすごみをあらためて示したマウンドでもあった。【金子真仁】

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