交流戦最終戦に臨んだ巨人が楽天に連敗し、14年以来9年ぶり3度目の交流戦Vは19日以降に持ち越しとなった。

今季本拠地初登板となった菅野智之投手(33)がアクシデントにもめげずに粘った。3回1死、楽天炭谷の強烈な打球がワンバウンドで右足甲に直撃。苦悶(くもん)の表情を浮かべて、足を引きずり、ベンチ裏で治療を行った。約3分後、小走りでマウンドに戻って続投。1回に岡本和の適時二塁打で得た先制点を守り続けたが、6回の1球に泣いた。失策で許した走者を一塁に置いて、辰己に逆転2ランを被弾。6回3安打無四球の2失点(自責1)で降板した。

打線は楽天の細かい継投に封じられ、1回の岡本和の適時打以外は無得点。4カードぶりにカード負け越しで、この日の交流戦の優勝は決められずに、11勝7敗で全18試合を消化。19日以降に持ち越しとなった。

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