敗れたDeNAだが、わずか1点差での敗戦だったことで、交流戦初優勝をほぼ手中におさめた。

今季初先発だった上茶谷大河投手(26)が4回3安打無失点と好投。1点を追う6回には大和内野手(35)の中前適時打で追いつき、7回に佐野恵太外野手(28)の中前2点適時打で勝ち越した。8回に再び追いつかれ、10回に8番手の守護神・山崎康晃投手(30)が決勝弾を浴びて惜敗。三浦監督は「全員が食らいてやってましたけども。勝ちきれなかったですね」と振り返った。

交流戦は11勝7敗で全日程を終了。指揮官は「今日だけじゃないですけど、交流戦を勝ち越すんだと、優勝を意識した中で、今日も最後の最後まで戦って、チームにとっても非常に大きな財産になります。レギュラーシーズンに戻っても、チーム力というのはついてきてると思います」と総括した。

交流戦Vの行方は、2試合を残す楽天の結果次第となったが、楽天の逆転優勝の条件は2試合の合計で30点以上の大差をつけての連勝が必要で、DeNAの初優勝が決定的な状況になった。

 

◆交流戦優勝の行方 優勝の可能性があるのはDeNAと楽天の2球団。どちらが優勝しても初めてになる。上位4球団が11勝7敗で並び全日程終了。同率、同勝利数の場合は得失点率差の比較になり、+・140のDeNAが4球団の最上位となってソフトバンクのVは消滅した。2試合を残す楽天は連勝で11勝7敗となるが、得失点率差でDeNAを上回るためには、2試合の合計で30点以上の大差をつけての連勝が必要になる。実質的にDeNA初優勝の可能性が高まった。

 

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