第44回日米大学野球選手権大会(米国)に出場する大学日本代表は、都市対抗に出場する東芝とオープン戦を行い、接戦を制した。

試合を、U12日本代表の元中日、巨人の井端弘和監督(48)が視察。試合後には全員を集めたミーティングを行い、「(WBCで)世界一になったトップチームの流れで、大学代表も負けないでやってほしい。チームがまとまらないと勝てない。チームが1つになって戦ってほしい」と伝えた。

守備については、遊撃手でレギュラーの明大・宗山塁内野手(3年=広陵)の名前を挙げ「うまいと思った。セカンドとのコンビネーションもうまかった」と守備の名手も太鼓判。それを聞いた宗山は「小さい頃からテレビでたくさん見ていた選手なので、うれしいです」と笑顔で話した。

5回、先頭の三遊間への当たりを深い位置からノーバウンドで一塁に送球した好プレーには、スタンドからも歓声が上がった。それでも「いい選手がたくさんいる中で、自分のよさをもっと出していく準備をしたい。まだまだ、できるところがある。首脳陣の守備での信頼を勝ち取りたい」と貪欲な姿勢を見せた。