空位は1日だった。4番三塁。ヤクルトの主砲は左膝の痛みが残る中、その座に戻った。村上宗隆内野手(23)のコールに神宮は沸いた。2日ぶりのスタメンに「(気持ちは)変わんないっすよ」と第1打席から痛烈な右前打で不安を吹き飛ばした。2回の守備では先頭4番西川の三直にジャンプして軽快にさばいた。
6月30日の広島戦。4回にファウルゾーンへの飛球を追い三塁側フェンスに激突。左膝を負傷していた。スタメンを外れた1日は、8回1死で代打出場し右翼線へ二塁打。スタメン外は昨年10月2日の阪神戦(甲子園)以来だった。日本選手最多の56号へあと1本と迫る中、13試合もの間、本塁打が出ず小休止した試合。その翌日の最終打席、56号を放ち、歴史を変えた。
この小休止が転機になるか-。試合前には「ジャパンで一緒だったので」と西川と打撃について意見交換。昨季まで同僚だったダイヤモンドバックス・マクガフとエンゼルス大谷との対決も「刺激になります」とテレビで見た。まだ3冠王となった昨季ほどの本調子ではない中、打撃向上へインプットは怠らない。
「4番が抜けるとすごく影響が大きい。しんどいかもしれないが出続けることが彼の大きな仕事の1つ」と高津監督。シーズン折り返しの試合で最下位を脱出し、4番村上が再スタートした。【三須一紀】
▽ヤクルト内山(9回1死一、三塁で広島西川の左翼線の当たりをフェンスに激突しながらダイビングキャッチ)「(捕手が本職のため)フェンスとかもう分からないところ。本当にボールに飛びついていたという感じなんです。(体は)大丈夫です」
▽ヤクルト・オスナ(4回にチームトップの逆転13号3ラン)「(27打席ぶり安打で)つらいことはあるが、落ち込んでるわけではなく、毎日コツコツ練習を重ねてきた。不調の時もどうやって乗り越えるかだ」
▽ヤクルト高津監督(6回の守備から交代した山田について)「足が痛いとのことで大事を取った」



