ロッテから石川慎吾外野手(30)とのトレードで巨人に加入した小沼健太投手(25)が4日、都内の球団事務所で入団会見を行った。紺のスーツ姿にオレンジ色のネクタイを締めて登場。「優勝の一員になれるように来たと思っているので、心を切り替えて頑張りたい。強気な投球は自分のセールスポイントだと思うので、ファンの前でしっかり出したい」と誓った。

トレードが発表された前日3日には、元巨人で現在ロッテに所属する沢村から電話で「頑張れよ。関東だからまた一緒にご飯に行こうか」と激励の言葉をもらった。さらに仲の良い後輩だった佐々木朗から「寂しいです」と別れを惜しむ言葉をもらった。「年下だけど、見ての通りすごい選手。球場にいる感じとロッカーにいるときは全然違って、すごく慕ってくれて、すごくいい後輩。今度は会う機会は試合だと日本シリーズになると思う」と大一番での再会を心待ちにした。

同席した大塚副代表は、小沼に1年目から注目しており、5月31日の交流戦では巨人を相手に1回無失点に抑えた投球も高評価。「リリースポイントが高くて、角度があって体が大きくて馬力がある。もしかしたら大化けするのではと。8月、9月が勝負になって、ちょうど投手がへばってくる頃。そのためにブルペンを強化したかった」と獲得の意図を説明した。

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