巨人山崎伊織投手(24)が1カ月ぶりの勝利の味をかみしめた。7回4安打1失点で2年目の昨季に並ぶ5勝目。「この1カ月、なかなか勝てずにようやく去年に並べた。まず並べたのは大きい」と素直に喜んだ。自身6月1日ロッテ戦以来で、チームでは同14日西武戦の戸郷以来、12戦ぶりの先発投手の白星だった。

ピンチを乗り越えた先に、いつもご褒美が待っていた。イニング別失点では最多10失点だった魔の2回を12球で3者凡退に封じ、乗り切った。直後に丸が先制2ラン。先頭の打席で左前打を放ち、自ら作ったチャンスだった。最大のピンチは1点リードの7回1死一、三塁。素早い一塁けん制で一走・高松を刺した。流れを引き寄せ、2死三塁から高橋周に首を振ってフォークで空振り三振。右拳で力強いアッパーガッツポーズを作って、感情を爆発させると、8回の攻撃で女房役・大城卓からとどめの3ランをプレゼントされ「いつもありがとうございます、大城さん」と、ヒーローインタビューで感謝した。

この1勝のために、ご褒美を我慢してきた。生粋の甘党だが、体のために封印した。はちみつをたっぷりかけた「チーズハニーピザ」が好物で、4週連続で店をリサーチして食べ歩くこともあったが「この2、3週は勝ててないので最近は行ってないです…」と、野菜と水を中心にした健康生活の日々を送ってきた。

チームは負ければ貯金消滅の一戦で白星を収め、首位阪神と4・5ゲーム差と食らい付いた。「相手投手よりも良い投球をしたら、必然的に勝ち投手になれると思う。1勝1勝全力で頑張りたい」と山崎伊。白星という最大のご褒美が待っていた。【小早川宗一郎】